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【地震】承認されなかった時の対処法

  • 執筆者の写真: OND-1
    OND-1
  • 2023年6月20日
  • 読了時間: 5分

更新日:2023年7月20日


鑑定審査が「承認されなかった」場合

対処法は2つです。


①納得がいかないと再鑑定を依頼する


損保ADRセンターに相談する


・・・・・・・・・・・・・・・・・


②の損保ADRセンターに相談すること

は個人的にはお勧めしません。


理由は何度も書類のやり取りをして、

時間がかかり進捗が遅いからです。


進捗が遅い事と書類のやりとりに疲れ

てしまう契約者様を見てきたからです


・・・・・・・・・・・・・・・・・


弊社では①の再鑑定を依頼することを

お勧めいたします。


的外れな異議申し立てにならないよう

知識を高めておくのも重要です。


地震保険は建物に地震被害が無ければ

承認されません。請求するに前にまず

は建物に地震による損傷があるかどう

かを探して確認する必要があります。


とにかく家のどこでも損傷があれば

いいという訳ではありません。


構造によって被害確認する

ポイントが違うのです。


※構造が分からない方は

ハウスメーカー等に

問い合わせると良いでしょう


木造軸組工法(在来工法)

在来工法は柱で支えている家です。

地震保険の主要構造部は基礎、外壁、

柱、屋根となります。これらの中で

ヒビ等の損傷が見つかれば下りる可

能性が高くなります。


木造枠組壁工法(2×4工法)

木造枠組壁工法は壁で支える構造です

基礎、1階の外壁、1階の内壁、屋根と

なります。在来工法と比べると外壁は

1階のみが対象になる事と、内壁も1階

のみ(在来工法の柱はすべての階が対

象)となります


鉄骨造(軽量鉄骨造)

軽量鉄骨造の主要構造部は外壁と窓や

ドア等の開口部です。

窓やドアの建て付けが悪くなった場合

です。開け閉めが固くなったり異音が

鳴る様になったりすると損傷としてみ

なされる場合があります。


・・・・・・・・・・・・・・・・・


地震保険は建物にそれなりの損傷がな

ければ下りないと思われがちですがそ

んな事はありません。


特に木造住宅の場合だと一般の方では

探すのが困難な小さな損傷で下りる事

がかなりあります。

 ↓

・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、話を戻します。


地震保険申請で対象外と査定された時


先ずは無責(対象外)の

理由を聞いて下さい。


その理由を聞いて了承せずに返答を

保留にしたまま専門知識のあるプロ

に問い合わせしてください。


再鑑定で交渉できる

可能性があるからです。



・・・・・・・・・・・・・・・・・


弊社対応で最近あった

再鑑定の出来事を紹介します。


(例)

1回目の鑑定で対象外


理由を聞くと経年劣化による損傷との

判断で対象外になったとのこと


2回目の鑑定


【鑑定人】

「損傷が古そうなので事故日が〇月

〇日と断定できないので残念ですが

対象外になります」


【OND-1】

「前回の鑑定では経年劣化と言われ

ましたが、今回は事故日が断定でき

ない・・・ってことは経年劣化では

なく、地震被害だと認めて頂いたと

いう認識で間違いないですか?」


【鑑定人】

「あ、前回は経年劣化の査定でした

か・・・それは知らなかったです

地震被害の可能性はあると思います」


【OND-1】

「対象外の理由がコロコロ変わって

しまってるんですけど、Aの部分は

古い損傷なので分かるので異議は無

いですけど、他の損傷はそこまで古

い損傷ではないと思うのですが

〇月〇日の事故日と断定はできない

にしても、その日の損傷である可能

性はありますよね?」


一瞬、鑑定人の表情が曇りました


【鑑定人】

「先ず、経年劣化と言ったのは別の

鑑定会社の事ですし、見方は人それ

ぞれなので私に言われても困ります


私が鑑定したところ地震の被害だと

いう可能性がありますが古い被害に

見えるので〇月〇日の被害だとは思

えないで対象外になります。」


【OND-1】

「人によって見方が違う?確かに

人によって見方は違うでしょう


しかし【人それぞれ】の言葉で片づけ

て良いものと悪いものがあります。


コチラは経年劣化という査定に対して

異議申し立てをしているのに、再鑑定

で別の理由で対象外だと言われてます


対象外の理由がコロコロ変わってしま

うのは申請側からすると適当な査定に

思えてしまいます。


10年以上前の東日本大震災の被害は古

くなってるので素人でも分かりますが

そこまで古くない損傷です。


経年劣化でもないのであれば、どうい

う理由でこのような損傷が出来たので

しょうか


答え合わせが出来ない状況ではありま

すが、A以外の被害個所はそこまで古

くないので可能性は高いと思います。」


【鑑定人】

「Bの部分は恐らく最近の地震による

被害だとは思いますが、他はちょっと

微妙なんですよねぇ・・・」


【OND-1】

事故日がその日だという特定できない

のであれば、逆にいつの地震被害でし

ょうか?


補償期間内の被害だと言うのは間違い

ないですよね?


Aは一目瞭然で古い損傷だけどBの部分

は今回の地震被害だという理屈は通り

ますよね?」


【鑑定人】

「確かに理屈は通りますけど・・・」


1つ1つその場で被害個所を見ながら

交渉し、鑑定人は一部損として承認し

ててくれました。


以上です。


鑑定人と喧嘩するわけではありません

納得せざる得ない所は素直に受け入れ

認めます。


しかし、不明点があれば質問しますし

交渉できる余地があれば最大限の努力

をして交渉します。


1つの例としてあげましたが弊社では

無責(対象外)と言われた案件を再

鑑定で承認された実績は多くあります


参考記事


・・・・・・・・・・・・・・・・・


弊社ではお客様が自分で見て探せなか

った損傷を探して下りた例がかなりあ

ります。


建物診断のOND-1 (オンディワン)

担当オンダ 0120-514-482 

年中無休 9:00~22:00

 
 
 

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