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地震鑑定人との交渉術

  • 執筆者の写真: OND-1
    OND-1
  • 2024年4月17日
  • 読了時間: 4分

地震鑑定人は地震保険金を申請する際

に受け取る保険金額を左右する重要な

役割を担う存在です。


中立的な立場で現地の被害状況を調査

し、公平に査定するべきなのですが、

鑑定会社が保険会社の子会社だったり

裏で繋がっているケースが多いです。


保険会社の子会社ではない鑑定会社も

多数ありますが、鑑定会社の顧客は

保険会社です。


顧客である保険会社の有利になるよう

に厳しく査定をする鑑定人を沢山みて

きました。


損しない為にも契約者の方自身が地震

保険に関する知識を高めておくことを

お勧めいたします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・

最近の交渉事例を紹介します。


鑑定人は一級建築士の資格を持ってい

るとか、震源地に数か月滞在し沢山の

現地を見てきたなどマウントをとって

きますが、気にしないでください。


重要なのは地震鑑定人の言う事が

100%正しいと思わないことが大切です


【初回鑑定】

鑑定人

「 クラックが微妙ですね・・・」


OND-1

「 どう微妙なんですか?」


鑑定人

「 クラック幅が0.3㎜以下のものは

 ヘアクラックと判断され地震保険

 の被害対象にならないんです」


OND-1

「え、クラックスケールで測ってない

のにクラック幅がわかるんですか?」


鑑定人

「大体パッと見て見えにくいものは

ヘアクラックって判断してます」


OND-1

「クラックスケールで測ったら

 0.3㎜以上のクラックは全部で

 13本ありますよ?」

※写真を見せると効果的です













鑑定人

「あ~なるほど・・・」

(調査報告書に訂正のメモしながら)


鑑定人

「会社に戻って検討しますが乾燥

 クラックの可能性もあるんです

 私ひとりじゃ判断できないので

 社に持ち帰って検討します。」

(急に逃げ腰になりました)


OND-1

「持ち帰って何するんですか?」


鑑定人

「保険会社の担当にも見せて

 判断を仰ぎます。最終的な判断は

 保険会社になりますので・・・」


OND-1

「ちょっと待ってください

 地震保険に関しては写真じゃなく

 現地に行かないと被害状況が把握

 出来ないから地震鑑定がある訳じ

 ゃないですか」


OND-1

 「写真だけで分かるなら地震被害の

  写真を保険会社に送って申請すれ

  ばいいだけの話なんで」


鑑定人

「そうなんですけど・・・」

(鑑定人も認める) 


OND-1

 「結局、こういうのは現地調査した

 人の意見が一番重要なので鑑定人

 の方の見解を教えてくださいよ」


鑑定人

「建物もある程度 築年数が経ってる

 ので乾燥クラックの可能性が高い

 と思います」


OND-1

「あれ、ヘアクラックかどうかが

 ポイントなんじゃないんですか?」


鑑定人

「私はヘアクラックに見えましたし

 乾燥クラックの可能性も高いって

 意味です」


OND-1

「でも乾燥クラックって横に伸びる

 クラックだったり、枝別れしてる

 クラックじゃないですか?これ

 上から下に縦割れしてますよ?」

(鑑定人の顔が明らかに曇ってます)



 













鑑定人

「すみません、基本的に契約者の方

 以外とはお話できないんですよね

 個人情報の関係もありますし」


OND-1

「今、話してるのは地震被害の

 話で契約者の方の個人情報は

 一切聞いてませんけど・・・」


鑑定人

「とにかくお話しできません」


私は契約者の方に電話して

鑑定人に電話を変わりました


契約者A様

「私が仕事で立会出来ないから

 私から頼んでお願いしたんです。

 失礼な対応はやめてください。被害

 状況についても聞き取りして交渉

 してほしいと私が頼んでます」


※契約者に言われた途端に態度を変え

 対応してくれるようになりました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・


話を戻して主張しました。

●ヘアクラックと言われたが0.3mm

 以上のクラックなのでヘアクラック

 ではない。

●横割れクラックや枝分かれクラック

 ではないので乾燥クラックではない


最後はAIチャットに地震による

クラック被害はどういうものなのか

聞き鑑定人に見せました。


鑑定人

「一度 社に戻って検討します」と

逃げるように変えられましたが


結果は経年劣化の理由で対象外

対象外の理由が二転三転して

有り得ないですよね


契約者の方に交渉内容や経緯を

伝え、再鑑定の結果

一部損を勝ち取ることが出来ました


・・・・・・・・・・・・・・・・・

まとめ


適当な鑑定や受け答えをする鑑定人

を弊社は何度も見て参りました。

(全てとは言いません)


なにかお手伝いできそうな事が

あるかもしれません。


お気軽にお問合せください。

建物診断のOND-1 (オンディワン)

0120-514-482 

年中無休 9:00~22:00

 
 
 

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